ランディー・ウエイクマンは,シカゴ近辺に住むマルローの弟子であり,多くの優れたカード・トリックを研究・考案しています。このレクチャー・ノートは,1990年に来日したときのもので,実用的で効果的なものが多く取り上げられています。
【内容】
Ascension Transposition
4枚のQと4枚のスポット・カードを示し,Qをテーブル上に置きます。1枚のQを点のカードの中に入れると,Qが消えてしまいます。1枚のスポット・カードをテーブルに置き,同様にしてQを消しスポット・カード1枚をテーブルに置いていきます。残ったパケットのスポット・カードは魔法のようにQに変わり,テーブル上の4枚のカードを表向きにすると4枚のAに変化しています。
Anything I Can Do, You Can Do Better
ランディーが得意とするマジックの1つです。客と術者が一連のゲームをしますが,不思議なことに術者の言う通りに,客が術者に勝ってしまうのです。
Bluff Ace Assembly
4枚のAをテーブル上に配り,各々のAの上に3枚ずつカードを乗せます。お呪いを掛けると,1枚ずつAがリーダーのパケットに集まってきます。最後のAを元のパケットに戻しますが,もう一度移ってきます。
Spectator On Stage
客がデックを自由に4つにカットします。客が怪し気なくカットしたにも拘らず,客のパケットのトップ・カードは全てAになってしまいます。
Tri-Version
客に1枚のカードを選んで覚えてもらい,そのカードをデックの中央に差し込みますが,デックの前端から半分程突き出しておきます。そのカードには触れないのに,目の前でパッと表向きになり,その現象が何度も繰り返されます。次に,術者は片手で挑戦しますが,そのカードがひっくり返る代わりにデック全体がひっくり返ってしまい,客のカード1枚だけが裏向きで残っているのです。
R.W.Four Card Stunner
客に4枚のカードを別々のところから選び出してもらいます。デックを広げて,その中から4人の客に1枚ずつカードを抜き出してもらいます。この4枚のカードが,最初に選ばれたカードと一致します。
The Randy Revelation
これは“ジェニングス・レビレーション”を演ずるのに,ランディーが考え出した大変優れた方法で,原案に勝るとも劣らないものです。4枚のAをデックに差し込みます。そして,デックを4つのパケットにカットし,空の手でパケットを覆うと,1枚ずつAが表になっていき,各パケットのトップに全てのAが現れます。
The Exploding Aces
4枚のAが1枚ずつ魔法のように裏返っていき,その後,スペードのA,2,3,4に変化します。最後に,デックの中の客が指定した位置から消えた4枚のAが現れます。
Forefiguration
シャフルしたデックを客から受け取り,中から予言のカードを取り出します。そして,客にインディケーター・カードを選んでもらい,デックを2つに分けて置きます。インディケーター・カードを表向きにし,そのカードの数と同じ枚数のカードをパケットから配っていくと,インディケーター・カードと同じ数のカードが現れます。最後に予言のカードを表向きにすると,そのカードの数も一致してしまいます。
Overclock
これは,ポール・ハリスの“クロースアップ・ファンタスィーズ,ブック1”の中にある手順“オーバーキル”のバリエーションです。ランディーの手順は原案と時計のトリックをうまく結びつけています。
The Formula One Card Routine
6枚のカードを6人の別々の人に選んでもらい,覚えてもらいます。それぞれのカードをデックの中に入れてもらい,シャフルします。そして,1枚ずつ客のカードをデックの中から不思議な方法で取り出していきます。
Did You Get The Odd One?
青裏のカードを10枚デックから取り出し,ポケットから取り出した赤裏のカード1枚を青裏の10枚の中に入れて混ぜてしまいます。11枚のカードを表向きに示し,1枚選んでもらいます。客にオッド・カード(仲間外れのカード)を取ったか尋ねると,取らなかったと答えます。実際に,青裏のカードを取っているのですが,残りの10枚をひっくり返すと全て赤裏に変化しており,結局はオッド・カードを選んでしまったことになっています。
※内容は日本語で解説されています
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